子どもの成長って嬉しいだけだと思っていたのに

去年、子どもを産んで、ふにゃふにゃでオッパイ飲むのもおぼつかず、ガラガラ一つ持てない姿を眺めながら「歩くようになったらどんなに嬉しいだろう」って思った。今、五歩くらい歩けるようになった。

嬉しい。確かに嬉しい。でも、それ以上に寂しい。

まだまだハイハイがメインだけれど、あとひと月もしたらハイハイは卒業だろう。意味不明な時に敬虔な祈りのように聞こえる喃語も「お母さん」と言ってくれるようになったらもう二度と言わないだろう。

歯茎だけの笑顔の我が子にもう会えない。温かくて乳臭い潰れ大福から手足が生えた生き物には私はもう二度と会えないのかと思うと寂しくてしかたない。頑張って育てれば育てる程に子どもは立派になり、私を必要としなくなる。